コミュニティーナースの石鍋てるみです。
Amazonプライムで
『パパと呼ばないで』を見始めてしまいました。
チー坊役の杉田かおるさんは
私より一つ年上。
ちょうど、同じ時代に
私もあのくらいの年齢だったんだと
懐かしさに浸っています。

映像に出てくる街並みや
家財道具など、こんな感じだったなって
思うものもあれば
忘れていた光景もあって
いろんな記憶が蘇ってきました。
このドラマは1972年10月から
スタートしているということです。
脚本家に向田邦子さん松木ひろしさん
の名前も出ています。
昭和47年。
堀切駅の周りや佃のあたりが
砂埃が立っていて
自動車、自転車が走っているけど
交通ルールもまだ緩く
自由な様子に見えます。
石立鉄男さんのドラマは
本当に小さい時はよく観ていたし
とにかく、どのドラマを見ても
彼が出ていたという印象です。
大好きだったな〜。
『おくさまは18歳』も観てたな〜。
いろんな思い出が
頭の中に浮かんできます。
テトラパックのコーヒー牛乳や
花柄の魔法瓶が出てきたりすると
一気に懐かしさが蘇ります。

今、このドラマ観て感じるのは
子育てに関する思想です。
この時代にも教育ママがいるし
子どもの主体性が大事だと考える人もいて
基本的には子育てについて親が悩むことは
共通していると思いました。
主役の右京が、
チー坊の本当の父親になろうと
悩んで努力する姿は、
不器用だけれど
その気持ちがとても純粋で温かいです。
児童心理を学ぼうと書籍を買ったところとか
どんな子育て論だったのか読みたくなりました。
みんな、他人同士だけれど
助け合って、関わり合って
揉めることもあるけれど
とても人間らしい生活を感じます。
綺麗なところばかりの
今のドラマとは切り口が違って
ホームドラマの良さを改めて感じました。
家族みんなで同じドラマを見て
泣いたり笑ったりすることがなくなった現代。
親子の会話も少なくなりました。
狭いアパートに暮らして
決して裕福ではなかったけれど
あの時代の子どもでいられたのは
幸せだったなと思います。
今の放送では絶対に流せないような
言葉や画像が出てくるので
ドッキリしてしまうこともありますが
昔の子どもはこれを見ていたし
それでも、問題を起こさず私は育ってきました。
汚いもの、恥ずかしいこと
大人にとって不都合なことは
子どもに見せないように配慮すると言いつつ
誤魔化して隠しているのが
現代なのかもしれません。
でも、それを見せることも
子どもが生き抜いていくには
必要だと思いました。
ドラマの中に出てくる
物価、環境汚染、サラリーマン生活
子育て事情などいろんな方面で
興味が湧いてしまって
ハマってしまいます。