コミナスブログ

子どもへの期待は親の劣等感

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コミュニティーナースの石鍋てるみです。

子どもとの関わり方で
意識していることってありますか?

親が子どものためにと
意識して関わっていることって
親の無意識の部分に
影響されていると最近よく感じます。

親が不安として思っていることや
劣等感のようなものが
育児の様子によく現れているように見えます。

英語ができない自分を
だめだ、足りないと感じていると
英語を子供に学ばせたくなる。

同じように、水泳、体操ピアノなどなど
全員がそうではないけれど
どこか、親の劣等感を埋めるために
子供に期待を抱いて
与えているような感じです。

注意しないと親自身の不足感を子どもで
埋めようとしてしまうのです。


意識では、子どものためにという思いで
良かれと思っていることも
奥深くまで自分を掘り下げてみると
どこかに劣等感が結びついていることが
あるかもしれません。

それが、強い場合は
子どもがそれを辞めたいと言った時に
怒りが湧いてくるものです。

自分にとって、足りないもの
必要だと思っているものを
いらないと言われると
自分が否定された気にもなるし
結局自分は完璧に近づけないというような
気持ちになってしまうからです。

そもそも、子どもと親である自分は
別の人間であって
必要だと感じるものは違って当たり前です。

親自身が自分に自信がないと
小さな子供を過保護にしがちです。

自分がいないと子どもは何もできないと
思った方が価値ある自分になれるからです。

でも、実際はそんなことはありません。

子どもは、その親が思うよりも
なんでもできてしまう存在です。

そうなったら困るから
自身のない親は、子どもに手をかけ干渉し
親を頼らないと何もできないように
暗示をかけていくのです。

本当に子どもができないから
仕方なくやってあげているという親もいますが
親がいなければ、なんでもできる子が
実際は多くいます。

それは、コップで飲み物を飲むことなど
小さなことの日常生活でよくわかります。

親がいる時には、自分から手も出さず、
ノンバーバルな方法で訴えれば
飲ませてもらっている子がいます。

そんな子でも、目の前にコップを置き
しばらく様子を見ていれば
仕方なく自分で飲み始めるのです。

子どもの発達段階を見て
できる可能性があることなのに
先回りしてやってあげてしまうことは
親が子どものことに介入しすぎということです。

でも、親によってはそこに気づかないし
できるだけ、手をかけてあげたいと思ってしまう。

それは、親の無意識の部分に
抱えた課題が隠れています。

これは、知識でわかっていても
居心地の悪い感情が湧いてくるので
改善できないわけです。

育児は親である自分の深層心理、
固定観念との戦いだと思います。

本当に子供を大事にする親というのは
どんな子どもの姿であっても
認めることができるか
信じ切れるかどうかかもしれません。

子供を通じて、自分を知っていくこと
成長させていくことができることが
人を育てていく楽しさだと思います。

子どもの行動を見て
自分の感情が動いた時
そこに自分の課題の何かが潜んでいます。

そこが、成長すべき点だと思って
私もまだまだ、戦っています。



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