石鍋てるみです。
あなたは、人を頼ることはできますか？
何か、ちょっとしたことでも
お願いしたり、
手を貸してもらったりすることに
抵抗はないでしょうか？
私は、これがとても苦手。
人の手を煩わせることは
迷惑をかけることだと
思い込んでいました。
人に迷惑をかけてはいけない。
こんなふうに、いつの頃からか
刷り込まれていました。
だから、仕事や育児も
自分で選んだ道だから
責任を持って全て自分に降りかかることは
自分がこなせなければ
ダメだと思ってなんとか自分だけで
始末しようと頑張ってきました。
でも、これは大きな間違いでした。
あなた自身は、人にお願い事をされて
感謝された経験があると思います。
その時、喜んでくれてよかったなとか
役に立ってよかったなって
嬉しく感じたことがあるでしょう。
そして、そんな自分を
ちょっと好きになったりしませんか？
そうなんです。
人をお手伝いすればするほど
自分を好きになる気持ちが増えるんですよね。
ということは
誰かにお願い事をするというのは
その相手に、その気持ちを味わう経験を
与えて貢献していることになるわけです。
それも、好きな人に頼まれたら
もっとその人のその気持ちは
倍増するはずです。
お願い事をする側も、助かるし
お願い事をされた側も、嬉しい。
お互いの感謝の気持ちと
自分を好きになる気持ちが
行き来して、とてもいい循環が生まれるのが
人にお願い事をするという
発信から始まるんです。
自分だけで、完結させようとすることは
所詮無理なこと。
人はお互いに頼りあっていくから
自分も他人も幸せな気持ちになって
いけるんだと思います。
子どもは、大好きなママの
お手伝いをしたいと思っています。
小さなことから、お願いしてみましょう。
気持ちよくやってくれたら
子どもも心からそうしたかった時。
やってくれてありがとう、助かったと
感謝を伝えましょう。
子どもは、その回数が多いほど
自分のことを好きになるはずです。
夫に対しても同じです。
ちょっと、遠慮して頼めなかったことはありませんか？
初めは、慣れなくて、自分がやった方が早いって
思ったり、頼むことが癪に障る感じが
ある人もいるかもしれません。
でも、頼んでみると、
案外喜んでやってくれるかもしれません。
そして、あなたや家族のために
自分が貢献できたという喜びに
繋がって夫として、父親としての
自分を好きになるきっかけになると思います。
頼まれごとを、引き受けるか
断るかは、その人の選択の問題です。
あなたは、どちらの答えであっても
受け入れる気持ちで、
お願い事を発信すればいいのです。
断られても、今はやってくれないのねって
受け入れる。
次は、仕返ししてやろうとか
もう、次は頼まない！なんて
無駄な考えをしないこと。
この心のバランスが取れれば
人にお願いすることに、
遠慮や怖さを感じなくなります。
素直に人を頼りにしてみましょう。
