シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
近頃は、
新型コロナウイルス感染症の
予防対策でマスクをしていることが、
日常になってきました。
先日、買い物に出かけたときのことです。
車の運転中は、自分一人なので
マスクを外していたのですが、
降りる時マスクをつけるのを
ついうっかり忘れてしまいました。
少しの間、
店内を歩き始めたところで気がつき
慌てて車までマスクをとりに行きました。
何故気がついたのか?
それは周りの視線。
何となく冷ややな視線に、
『なんでた?』と、
違和感があって気がついたってわけです。😅
どこに行くにも、マスクをしていないと
罪悪感を感じてしまうほどです。
こんな思いをしたのは
私だけでしょうか?
小さな子どもは、
ちゃんとマスクをつけられる子もいますが、
多くの子どもたちは
マスクを嫌がってしまいますよね。
ここで、マスクを嫌がる原因が
感覚過敏という特性である
場合があることを
知っておいてほしいと思います。
発達に課題を持っている子どもは、
感覚過敏をあわせ持っている
場合があります。
マスクが、口の周りに触れていることや、
耳のゴム、匂いなど不快に感じる度合いが
一般より強く感じてしまい、
とても辛くてつけていられない
といった感じ方の違いがあるのです。
個人の感じ方なので、
他の人の目では見ることが
できませんから、
我慢が足りないとか、
我儘だとか思われがちです。
そのような特性を持つ人は、
きっと、私が感じたよりも、
冷たい視線を感じることが
多いのではないかと思います。
これは、本当に辛いことでしょう。😞
わかっているのに辛くて
みんなと同じことができない。
罪悪感。自己嫌悪。
小学生くらいになって
マスクの必要性が分かる年頃になっても、
つけることが苦痛でつけられないという
子どももいるのです。
(もちろん大人も…)
お店などでも、
マスクをしていない人は入店禁止と
書かれている所もあって、
みんながマスクをつけられるのは当たり前だと
考えられている様子が見られます。
訳あって、
マスクがつけられない人もいると、
知っておくだけで、
社会は優しくなるのではないかと思います。
感覚過敏で、困っている子どもに対しては、
無理やりやらせるのではなく、
代わりの方法を一緒に考えていくことが
大切だと思います。
この、混乱の中でも、
様々な人の背景も想像しながら
それを、受け入れて生活することが
必要だと感じています。