シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
【あなたの子どもの専門家は、あなたです】と
昨日お伝えしました。
子どもの心をサポートすることにおいて、
どんな専門家よりも力になれるのは、
やはり、常に子どもの近くにいるあなたです。
その理由は大きく３つあります。
一つ目は、子どもの変化に気づきやすいこと。
「なんか、元気がないな」「食欲がないみたい」
「やけにハイテンションで、落ち着かないな」
「最近、朝なかなか起きられないみたい」 など、
普段の子どもの体調や気分の違いに
一番先に気づける立場です。
2つ目は 深刻化する前に対応できること
ささいな変化に早く気づけるからこそ、
問題が深刻化する前に早期に対応することができます。
どんな問題も状況が複雑化し悪化していると、
そこから対応しても改善までには
時間がかかりすぐに良くなりません。
子どもに心配な変化に気づいたときに、
「何とかしなきゃいけない」と問題意識が高まるので、
あなたなりに、いろいろ対応をはじめるはずです。
「あれ？ちょっと変だな】という段階で対応をはじめるので、
その分回復も早いのです。
３つめは、子どもが大好きなあなたが対応できること
人は、どんなに正当なことであっても、
嫌いな人の話は聞きたくない、受け入れたくないと
感じるものです。
自分が大好きな人が、自分を認めてくれれば、
大きな喜びを感じます。
もしも、何か指導をされても、
自分を見直そうという気持ちも芽生えます。
子どもにとって一番好きなあなたが、一番影響力を持っています。
こんなことをいうと、責任が重く感じてしまうかもしれません。
でも、あなたがやるべきことは一つです。
今日のアドバイス
子どもの安心・安全な基地をつくること。
人間は、自然治癒力があります。
身体だけではなくて、心にもそれはあります。
子どもの心に問題が起きているときは、
心が弱って、それに立ち向かうエネルギーが
不足している状態になっています。
そのため、自然治癒力が発揮できないでいるのです。
おうちは、教育・福祉の現場に置き換えられないくらい
子どもにとっての安全基地です。
ここを、安心・安全で満たして
エネルギーをおうちで貯められるように
心がければいいのです。
子どもが安心感を感じることができる
環境はどんなものでしょう。
片づけられた居心地のいい空間、おいしい食事
充分なお金・余裕のある時間・・・。
それらも、必要でしょう。
ですが、一番大事なのは、
大好きなお母さんが見守ってくれていると
実感できる事です。
これさえあれば、
子どものエネルギーは湧いてきます。
どうやったらいいのか、
難しそうでわからないと思う前に、
もっと自信を持ってください。
あなたは、子どもが今、好きな物、言葉、場所は、
先生より知っていますよね。
反対に、これをされたら怒るとか、
こんな言い方をするとやる気をなくしちゃうことも
知っていますよね。
子どもと毎日話す時間が取れるのも
専門家ではなくあなたですし、
何より今まで一緒に過ごしてきた時間は
あなたが一番多いはずです。
それを活かして、
子どもが笑顔でいられるように
気持ちよくのびのび過ごせるような、
基地を作れば大丈夫です。
安全基地ができているかどうかの目印、合図は、
子どもの笑顔の数です。
子どもを大事に思うあなたなら、
おうちを安全基地にすることは必ずできます。
少しづつでいいので、意識して作ってみましょう。
