コミュニティーナースの石鍋てるみです。
もう時期、孫の1歳の誕生日がやってきます。
一年は早いものです。
元気の育っている孫の周りには
いつも笑顔が溢れています。
ちょっとした成長した姿を
みんなで喜びあって眺める時間は
幸せを感じる時間です。
生まれてきてくれたことにも感謝だし、
届けてくれた娘夫婦にも感謝です。
2024年に生まれた
日本人の子どもの数は68万6000人あまりと、
70万人を下回ったことが
厚生労働省の調査で分かりました。
また1人の女性が産む
子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」は、
東京都は0.96と全国で唯一、
1を下回りました。
2024年に死亡した人は160万5298人と、
前年より2万9282人増えて
過去最多となったようです。
つまり亡くなった人の数が
生まれた子どもの数を上回ったので
「自然減」は、91万9237人で、
前年より7万509人多くなり
過去最大となりました。
予想以上に少子化が早く進んでいますし
日本の人口も減っています。
年金や医療、介護の支え手が減って
今以上に財政が成り立たなくなるのは確実です。
私は今年で年金の支払いが終わりますが
受取額にも不安はありますが
もしかしたら、いづれ支払い期間も
延ばされたりするのではないかと思ってしまいます。
健康で働けるうちは
生きがいとして働いていたいけれど
生活のために働かされるのは嫌です。
でも、これだけ少子化が進んでいくと
若い世代への負担がかかり過ぎます。
税金や社会保険料がこれ以上増えたら
子どもを安心して育てられないという気持ちにも
なってしまうでしょう。
まさに悪循環です。
婚姻率は上昇していたようなので
ここで歯止めがかかることも
期待されているようですが
現実は難しいのではないかと思います。
若い人が子どもを持たないという理由は
経済的な不安だけではないと思うからです。
結婚して子ども育てる方が、
自分の人生にとって損とまではいかなくても
大変なイメージを抱えている。
自分の人生が子どもを持たなくても
満足できている。
自分に子どもを育てる力がない。
子どもに愛情が持てない。
たとえ、経済的に余裕があっても
子どもを持つことに
抵抗があるという人もいる事から
それぞれ根深い理由があると思われます。
生き物が子孫を残したいという本能が
失われています。
子育てを、コスパの悪い仕事だともいうような
右脳中心の思想になってしまったのが
先進国にいる人間なのかもしれません。
子育て支援で、お金の支援が次々と提示され、
確かにありがたいとも言えるのですが
これだけでは子どもを産みたい
育てたいと思えないところまで
問題は根深くなっていると思います。
選挙もありますが票稼ぎで、
少子化対策を打ち出さないでほしいです。
お金のばらまきは
もう意味がないのではないかと思うのです。
『コミナスキッズ』には
子育てを頑張ってくれている
ご両親がたくさんいらっしゃいます。
この方達が、子どもという社会の宝物を
大切に育んでくれているから
未来の社会が成り立つのです。
今自分にできることは
この方達をわずかですが
応援することだと思っています。
